東京マルイ 次世代HK417 Magnusチューン

東京マルイ 次世代HK417 Magnusチューン
東京マルイ 次世代HK417 Magnusチューン
 

この記事では、東京マルイ次世代HK417のMagnusチューンを、写真付きで紹介します。Lipoストックin加工から、メカボックスの組み込み、面HOPまでを順に解説します。以下は、2019年4月の掲載時点の情報です。

HK417 Magnusチューンの要点まとめ

  • 次世代HK417のメカボックスは、HK416と共通のVer.2タイプ
  • ストックのLipoバッテリーストックin加工で、接点不良や通電ロスを抑える
  • 軸受け・ギア・シリンダー・ピストン・ノズルを、Magnusチューンの定番パーツで構成
  • インナーバレルと面HOPで弾道を安定させ、初速はバレル長で調整する
項目 内容(2019年4月時点)
ベース銃 東京マルイ 次世代HK417
チューン Magnusチューン
バッテリー Lipoバッテリー(ストックin加工)
モーター サマリウムコバルトモーター(標準搭載)
シリンダー Magnusシリンダー次世代用
インナーバレル Magnusバレル
面HOP ORGA DIMENSION フラットHOP
初速調整 インナーバレル長で調整

東京マルイ 次世代HK417 Magnusチューン

HK417の実銃の特徴とMagnusチューンの流れ

東京マルイ次世代HK417の外観
今回は東京マルイ製次世代HK417のMagnusチューンをご紹介します。

実銃としてのHK417はイラクやアフガニスタンにおいて、対テロリズム戦などでの7.62mmライフルの有用性が再評価されたことを受けて、ドイツのH&K社が5.56x45mm NATO弾を使用するHK416(HKM4)の口径拡大型(7.62x51mm弾使用)として開発されました。
ドイツ連邦軍など十数カ国の軍隊や警察組織の特殊部隊が用いる自動小銃もしくは選抜射手ライフル(マークスマンライフル)として採用されています。

実銃のHK417は、HK416の口径を拡大して開発されたライフルです。そのため、電動ガンでも、HK416と共通する部分が多くあります。

ここからは、HK417を分解しながら、Magnusチューンの手順を順に紹介します。なお、作業は必ず、安全に配慮して行ってください。

HK417の分解:フレームロックピンとストック


フレームロックピンを外してアッパーとロアを分解するHK417
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。

アッパーとロアを分けると、内部の作業がしやすくなります。そのため、最初に分解の手順を、落ち着いて確認してください。


レバーを下ろしながらストックを引き抜く作業
ストックはレバー前側を下ろしながら引き抜きます。

ストックを引き抜く際は、レバーを確実に下ろしておくことが大切です。ただし、力任せに引くのは避けてください。


ストックの端子部分
この時に下ろし方が足りずに無理に引き抜くと端子が折れる事があるので注意して下さい。

端子が折れると、バッテリーの接続に不具合が出てしまいます。そのため、レバーの位置を確認しながら、ゆっくり引き抜きましょう。

HK417のLipoバッテリーストックin加工の準備


HK417のストックとLipoバッテリー加工の準備
今回はLipoバッテリーを使用する為にストックのLipoバッテリーストックin加工を行います。
変換コネクターを使ってもLipoバッテリーは使用出来ますが接点不良が起きたり、通電ロスを考えるとこの方法がベストだと思います。
今回は加工法を少し丁寧にご紹介します。
まずはヒューズを外します。

Lipoバッテリーを使う方法には、変換コネクターを使う方法と、ストック内を加工する方法があります。そのため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

なお、この加工を行うと、純正バッテリーは使用できなくなります。そのため、純正バッテリーも併用したい方は、変換コネクターを使う方法を選んでください。


バッテリー端子を固定している3本のネジ
次にバッテリー端子を固定している3本のネジを外します。

ネジを外す際は、サイズの合ったドライバーを使いましょう。そのため、ネジ山をなめてしまう失敗を防げます。


ストックから取り外したバッテリー端子
これでバッテリー端子が外せます。

HK417のスティック端子を加工してハンダ付けする


ストック内のスティック状の端子を引き抜く作業
次にストック内に組込まれているスティック状の端子を引き抜きます。


プラピンで固定されたスティック端子
横からプラピンで固定してあるのでそれを抜きます。

プラピンを抜くと、スティック端子を取り出せます。そのため、ピンを無くさないように、小さな容器にまとめておくと便利です。


表面処理を削り落としたスティック端子
スティック端子を取り出したら配線をハンダ付け出来る様に表面処理を削り落とします。

表面処理を削り落とすのは、ハンダを乗りやすくするためです。そのため、金属の地肌が見えるまで、丁寧に削ってください。


スティック端子にヤスリで溝を付ける作業
削ったら、よりハンダ付けが強固になる様に溝を付けます。
普段はリューターを使いますが三角ヤスリや金属用弓鋸でも出来ます。


溝を付けたスティック端子
この様に表面を削った所に溝を付けます。
これによりハンダが取れにくくなります。

溝があると、ハンダが食い込んで固定されます。また、配線に力が掛かっても、外れにくくなります。


スティック端子に配線をハンダ付けする作業
その部分に配線をハンダ付けします。
その際に80Wクラスのハイパワーハンダごてを使用すると楽に付けられます。

ハイパワーのハンダごてを使うと、短時間で作業が終わります。そのため、周りの樹脂部分への熱の影響も、抑えやすくなります。

HK417のバッテリー接点端子とミニコネの取り付け


ハンダ付けした端子をケースに戻す作業
端子をケースに戻します。
この時にハンダ付けした面は下側にくるようにして下さい。

ハンダ付けした面を下側にすることで、ケース内で干渉しにくくなります。そのため、向きを確認してから、ケースに戻してください。


端子を戻したストック
ストックに戻します。


樹脂のケース部だけにしたバッテリー接点端子
バッテリー接点端子の改造です。
バラバラにして金属端子部は取りはずし樹脂のケース部だけ使います。
配線を通す部分を削ります。

樹脂のケース部だけを使うため、金属端子部は不要です。また、配線を通す部分は、少しずつ削って調整しましょう。


ミニコネを取り付けたHK417のストック
ストックに組込みミニコネを取付てLipoバッテリーストックin加工は完了です。

これで、HK417のストックにLipoバッテリーを収められます。ただし、配線が挟まれていないか、組み込み後に必ず確認してください。

HK417のロア周りのチューン:ストックパイプの分解


HK417のロア周りの分解作業
次にロア周りのチューンを行います。


ストックパイプのコードカバーを外す作業
ストックパイプのコードカバーを外します。

コードカバーを外すと、ストックパイプ内の配線が見えます。そのため、配線の取り回しを写真に撮っておくと安心です。


バッファーリングを緩める作業
バッファーリングを緩めます。

バッファーリングを緩めておくと、ストックパイプを回して外しやすくなります。そのため、先に緩めてから、配線の作業に進みましょう。


ストックパイプを回して外す作業
配線のハンダを外し、配線をバッファーリングとプレートからカワしてストックパイプを回して外します。

配線のハンダを外す前に、ハンダごての準備をしておきましょう。また、配線を傷付けないように、ゆっくり外してください。

HK417のグリップとモーターの取り外し


HK417のグリップを外す作業
次にグリップを外します。

グリップを外す前に、ストックパイプ側の作業を終えておきます。そのため、配線の状態を確認しながら、作業を進められます。


グリップエンドのネジを外す作業
グリップエンドのネジを外します。


グリップエンドの内側に収まるサマリウムコバルトモーター
これでグリップエンドが外れます。
HK417にはサマリウムコバルトモーター標準搭載です!

サマリウムコバルトモーターは、HK417に標準搭載されています。そのため、モーターを交換しなくても、そのまま組み込めます。


連結ギアとトリガーロックピンを外す作業
グリップを外したら連結ギアがあるのでこれも取り出します。
トリガーロックピンを抜けばメカボックスが取り出せます。

連結ギアを取り出したら、トリガーロックピンを抜きます。そのため、メカボックスを、ロアレシーバーから取り出せます。

HK417のメカボックスはVer.2タイプ


ロアレシーバーから取り出した次世代用メカボックス
次世代M4.HK416と共通のVer.2タイプの次世代専用メカボックスです。

このメカボックスは、次世代M4やHK416と共通です。そのため、HK416向けの知識が、そのまま役立ちます。


メカボックスを開けるトルクスレンチ
マルイのメカボックスを開けるにはトルクスのT10サイズが必要となります。
ORGAではWera製の物を使っています。
良い工具は長持ちでネジなども傷めにくいのでお勧めです。

T10サイズのトルクスを使うと、ネジを傷めずに外せます。また、良い工具は長持ちするため、1本持っておくと便利です。


開けたメカボックスの内部
メカボックスを開けます。
内部パーツも次世代M4やHK416とまったく同じです。

内部のパーツも、次世代M4やHK416と同じ構成です。そのため、HK417でも、作業の流れはほぼ共通になります。

HK417の軸受けとギアの交換


洗浄したパーツと6mm軸受け
パーツ類を取り外し洗浄します。
軸受けはORGA 6mm軸受け 次世代用を使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!をご覧ください。

軸受けは、ギアの軸をスムーズに回すためのパーツです。そのため、固定方法を動画で確認してから、設置してください。


強化タイプのギア

今回は、オーナー様のご希望で、強化タイプのギアに交換します。そのため、パワーを上げても、耐久性を確保しやすくなります。


グリスアップするギア
シム調整を行いグリスアップを行います。

シム調整は、ギアの位置を整える作業です。そのため、ギアが軽く回ることを確認してから、グリスを少量だけ塗布してください。

HK417のシリンダー・ピストン・ノズルの組み込み


Magnusシリンダー
シリンダーはORGAチューンのど定番!
Magnusシリンダー次世代用を使用します。

Magnusシリンダーは、ORGAチューンの定番パーツです。そのため、HK417でも、安定したパワーを狙えます。


強化タイプのピストン
ピストンも強化品のPROMETHEUS ハードピストン 次世代シリーズ New ver.2用を使用します。

強化タイプのピストンを使うと、強いスプリングにも対応しやすくなります。そのため、パワーアップの土台として、欠かせません。


ノズルとシリンダーのグリスアップ作業
ノズルもロングレンジチューンには欠かせないでんでんむし次世代M4系用を使用します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

グリスは、シリンダー内とノズルの内側に、薄く塗り延ばします。また、組み上げた後は、気密漏れがないか、必ず確認してください。


メカボックスへのパーツ組み込み作業
これらのパーツをメカボックスに組込みます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。

潤滑材を塗る部分は、ピストンレールやタペットプレートなどです。そのため、摩擦が起きる部分には、忘れず塗りましょう。

HK417のメカボックスの組み込みとSBD


ピストンレールに潤滑材を塗る作業

金属が擦れ合う部分には、専用のガンオイルや潤滑材を使います。そのため、摩擦の多い部分も、スムーズに動きます。


スプリングとストックパイプの取り付け
メカボックスをロアレシーバーに組込みグリップ等を取付けます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。
ストックパイプを取付けて配線を再度ハンダ付けします。
ストックも組込みます。

ストックパイプを取り付けたら、配線を再度ハンダ付けします。そのため、ハンダ付けの前に、配線の位置を確認しましょう。


モーターに組み込んだSBD
スイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。

SBDは、スイッチ接点を保護するパーツです。そのため、手軽に、スイッチの寿命を延ばせます。


組み込んだモーターのテストドライブ
モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは完了です。

テストドライブでは、モーターの回転や作動音を確認します。ただし、異音がある場合は、すぐに分解して原因を探してください。

HK417のフロント回りのチューン:インナーバレル


分解したHK417のチャンバー
次にフロント回りのチューンです。
チャンバーを分解します。

チャンバーを分解して、インナーバレルを交換する準備を整えます。そのため、パッキン類を無くさないように、注意しましょう。


チャンバーに組むMagnusバレル
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレルは、内壁へのBB弾の接触を抑える設計です。そのため、HK417でも、弾道の安定を狙えます。

HK417の面HOPの取り付け


HOPアームに接着するフラットHOP
面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。


HK417の初速調整と試射

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

試射では、狙った場所に弾が集まるか、確認しましょう。また、飛距離に問題があれば、HOPの調整を見直してください。

HK417 Magnusチューンに関するよくある質問(Q&A)

Q. HK417とはどんな銃ですか?

ドイツのH&K社が開発した、7.62x51mm弾を使うライフルです。エアガンでは、東京マルイが次世代電動ガンとして発売しています。

Q. HK417のMagnusチューンでは何を交換しますか?

軸受け、ギア、シリンダー、ピストン、ノズル、スプリング、インナーバレル、面HOPなどです。そのため、パワーと精度を両立できます。

Q. HK417のメカボックスはHK416と同じですか?

次世代M4やHK416と共通の、Ver.2タイプです。また、内部パーツも同じ構成です。

Q. Lipoバッテリーストックin加工とは何ですか?

ストック内の端子を加工して、Lipoバッテリーを使えるようにする方法です。ただし、純正バッテリーは使えなくなります。

Q. メカボックスを開けるのに必要な工具は何ですか?

トルクスのT10サイズです。ORGAでは、Wera製の工具を使っています。

Q. HK417の初速はどのように調整しますか?

インナーバレルの長さで調整します。基本的に、バレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

Q. 面HOPとは何ですか?

BB弾に線でHOPを掛ける方式です。そのため、点で掛ける通常のHOPよりも、回転数が安定します。

Q. DIMENSIONフラットHOPは接着が必要ですか?

必要です。接着しないと、使用中にずれてしまうことがあります。

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